子供の頃の飼育小屋の動物殺してた奴が分かった

子供の頃の飼育小屋の動物殺してた奴が分かった

これは、大学一年生の男性が語った怖い話。

引用:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1473825979/

ここで話すことじゃないことかもしれんが
多分
いや恐らくなんだが十中八九友人で間違いないと思っている

子供の頃、まぁ小学校の頃って飼育小屋で生き物飼ってた事を覚えている人は多いと思う。
なんで飼ってるのかとかは分からなかったけど生き物係とかもあったのを覚えている。
俺は生き物が好きだったから小学1年からずっと生き物係をやっていたんだ。
うちの小学校では確か兎と鳴かない鶏、あと小さな池に金魚とかがいっぱいいた。

で、俺は小学校1年の時に大阪から転校して来たんだ。で、その時登校する道が同じだったのが友人だった。これをOとでもしておく。
Oは頭が良くて色んな事を知っていた。
運動は得意だったけどあまり好きじゃないタイプだった。
目立つのが好きじゃなかったんだと思う。
なんて言うか独特な奴だった。

Oは小学1年からの付き合いで3年生位までは学年でも凄い出来た生徒だった。多分皆がこいつは私立に行くんだと思っていた。
けれど4年からOはテストでいい点を取れなくなった。
いや、取らなかったのかもしれない。
目立つ事があまり好きじゃなかった奴だし。

そんな時だった。
夏休みが終わってからだったかな、俺のクラスで飼っていたメダカが死んだ。
最初は皆寿命で死んだんだと思ってたし、俺は1匹が死んで水が腐ったんだろうと思った。
だが、先生方が何か騒いでいたのを覚えている。
と言うのも後日判明したのだが別のクラスでも飼っていたメダカが死んでいたのだ。

さて、こうなると学年ではメダカを殺した奴がいるんじゃないか、という話で持ち切りになった。やっぱり男子ってこういう話が好きなのもあってあいつ犯人じゃね?とか9組の奴等がやったんだ、と言う話で盛り上がっていた。
俺は生き物係だったこともあって生き物を悪戯で殺されたのが許せなくて犯人探しに躍起になっていた。
そこで別のクラスになっていてOに相談してみた。
因みにOのクラスのメダカは死んでいなかった。

俺 「メダカ殺したのって誰だと思う?」

O 「流石に分からないなぁ、皆が言う通り9組の人だとしたらすぐに分かるだろうし……やっぱり病気じゃないかなぁ」

俺 「えー?そんな一気に二つのクラスのメダカが死ぬの?」

O 「分からないな……まぁ水が汚れないと一気に死なないと思うし誰か毒でも入れたんじゃないの?」

こんな感じの話をOの家で話してたのを覚えている。

毒。そう言われても俺はぴんと来なかった。
当たり前だ、小学生が思い浮かべる毒のイメージなんて瓶に入った物とか、手をつけたらあっという間に溶ける塩酸みたいな物しかない。身近な毒物がどういう物かなんて分かるはずもなかった。
そうして犯人探しのブームも過ぎ去り、冬になった頃だった。

3件目の事件が起きた。

池の魚が死んだ。
池と言っても中庭の小さな池だったんだがそこの魚が大量に浮かんで死んでいるのが見つかり大騒ぎになった。
俺はこの中庭の池が好きでよくここでミズカマキリとか取っていたから凄いショックだった。
そう、そこから俺の悪夢が始まった。
俺がよく中庭に来ているのは皆が知っていた事だった。
つまり、犯人探しの矛先は俺へとだんだん向かい、俺が池に毒を流した風潮が出来た。

勿論俺はそんなことはしないし、俺が生き物が好きなのを知っている人は庇ってくれた。
俺は渾名が虫博士だったがその時から一部に虫殺し博士と死神言う不名誉な渾名を付けられてしまった。
そんな時俺の事を真っ先に庇ってくれたのがOだった。
俺はこいつは一番の友達だと本気で思った。
多分親友的な物だと思っていた。
クラスで遊ぶ友達が減った俺はOの家に入り浸る様になり、スマブラにハマった。

冬休みはOとスマブラやりながら真犯人は誰かと言う話をした。

俺 「池の魚殺したの誰なんだろうな。」

O 「誰かは分からないが、多分そいつは今頃笑っているか、苦しんでるかのどっちかだと思うよ。」

俺はこの時のOの言った事があまり良くわからなかった。
結局その後は普通にスマブラやって帰ったの覚えている。

冬休みが明けて進展があった。
クラス替えに移る前の大掃除で掃除用具入れにあったある物が見つかり大騒ぎになった。
それは洗剤だった。
俺のクラスの洗剤は大分減っていたのもあって夏休み前の大掃除の後先生が予備で買い足していたんだ。
しかし、その新しい筈の洗剤は殆ど入っていなかった。先生に女子が洗剤がない、と報告しに行ったその時、皆の目が俺を疑う目になっていたのを覚えている。

俺は大掃除が終わった後先生の所に行って話をした。
まぁ子供らしい話で、真犯人を見つけて俺が無実だって証明したいから手伝ってと相談したんだ。
先生は困った顔しながら分かった分かった、と言いながら俺を軽くあしらった。

そして終業式の時の帰りの会の時だった。
今でも忘れられない。

先生 「皆、目をつぶって机に伏せてください。……洗剤を勝手に使った人、怒らないので手を挙げてください。」

誰も動く音がしない。当たり前だ。
俺はこの先生は大馬鹿野郎のトンチキ野郎だと思った。

そして5年生になった。
俺は虫殺し博士の渾名も皆飽きたのか呼ばれなくなって安心してきていた。
Oは相変わらず別のクラスになったままだった。
俺は生き物係を継続してやるかどうか迷ったままだったがだれもやらないなら、と言う事で結局やり始めた。
因みに他がどうかはしらんが俺の所は5~6年生から小屋の掃除とかもやるようになるのがルールだった。

課外活動で生物クラブに入った俺はこの頃がとても楽しかったのを覚えている。虫とか爬虫類を色々飼って親に怒られたなぁ。
そんなある日の事だった。
確か六月位だったと思う。
不審者が生き物を殺している、との噂が廻ってきた。
実際只の噂じゃなく、被害が出た事もあり、そこそこのニュースにもなっていた。
結局連絡網に最近猫や犬を殺している人が出回っている可能性があり、登下校は気を付けるようにみたいな事が書いてある文が書いてあった。
登下校は集団登校と下校になって面倒くさかった。

それから暫くしてからだろうか。
ばらばらになった猫が発見されて大騒ぎになった。そしていつものように山に虫取りに行った俺は犬の死体を見つけて交番に行った。
流石に只事ではない、となって警察の人達も巡回しだしたその時だった。

鶏と兎が殺された。

朝の朝会で校長先生が命の大切さについて話していた。俺はクラスの奴から犬の死体を見つけたこともあって犯人扱いされていた。学校に行きたくなくなり、Oと連む時間が増えた。 しかし、暫くしてこの話は収束を迎えた。
警察が犯人を捕まえたのだ。
犯人は猫の鳴き声が嫌いだから、と言う理由で暴れた事もあるおっさんだった。

犯人も捕まったしよかったよかった、となり、俺の冤罪も晴れてこれで今まで通り……になる筈だった。
俺は何かおかしい、と思った。
と言うのもまず、俺が見つけた犬の死体は学校から2キロは離れた場所だったのだ。
更に警察の人と確認した時は分からなかったが後から野犬だと判明したのだ。しかも野垂れ死に。
つまり犬は関係ない。
それを俺は学校で「犬が殺されている!」と勘違いして騒いでしまった。
兎はそれに合わせる感じのタイミングで殺されたのだ。

あれ?
もしかすると兎と鶏を殺した奴って他にいるんじゃないか?
そう思いながら実は犬が野垂れ死にしていた事を誰にも話さないまま学校は卒業した。
なんと言うか……誰にも話してはいけない気がしたんだ。
俺が犬が殺されていると話した相手はO含めた何人かだったからそこから話していった人に犯人がいるんじゃないか、って思ったんだ。
何故なら部外者が学校に入って飼育小屋の扉を壊して生き物を態々殺すなんて面倒な事するとは思えないし、メダカの事はおっさんが関係してるとは思いにくい。
そう考えた俺は誰にもこの考えを話さないまま中学に進んだ。

中学に入ってからはOは地域別の中学に移って疎遠になった。
中学では特に何もおかしな事は起きなかったし、問題も一つしか起きなかった。
しかし、ここで俺はあるヒントに気付くことになる。
それはクラスの流行りで休み時間に筆箱を開けて中にイタズラをする、と言うしょうもないものだ。
俺も何度かやられて何か仕返しをしてやりたくて、筆箱を開けると防犯ブザーのピンが抜ける様にして筆箱を態と置いて外に出た。
案の定誰かが引っかかって防犯ブザーがなり、それ以来俺の筆箱には誰もイタズラをしなくなった。
その時の友人に話を聞くと、
「筆箱開けたら大きな音がするのは分かったからあまり相手にしない方がいいや、と思った。」
と言われた。
この時俺はハッと気付いたことがあった。

鶏である。
「音が出るから触りたくない。」と言われて俺は気付いた。
外部の人間が飼育小屋を覗いて鶏がいた場合態々殺しに入っていくのか?
普通は鳴く鳥がいるのに入ろうとする人はいないだろう。
なにせその場でとっつかまるのが関の山だ。
だが犯人は鶏も兎も殺していた。
鶏が鳴かない事を知っていなければ普通は出来ない。
しかも小学校の鶏が絶対に鳴かない事はあまり知られていなかったのだ。
親は勿論、学校の生徒も知っている人は余り多くなかったと思う。
この事に気付いた時俺は犯人がだんだん絞れて来た気がした。

そして高校生になってから俺とOは又同じ高校になった。
俺は髪の色を染めたがOは染めなかった。
やはり目立つのが嫌いなのは変わってないんだな、とちょっと思った。
そして心の中の疑念に気付かない振りをしてOとまた友達付き合いをしだした。
やっぱりOはスマブラが強いままだった。
でも何か。何かが違う気がした。
Oは小学校の時と比べて少し……少し影が増えた気がした。
でもそれが大人になることだって思っていたんだ。
Oは頭が良かったし大人なんだって思っていたんだ。

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