妖怪?灰茶褐色の老人
過去、信じられないモノをいろいろと見て来たことがあるのですが、2007年の11月に妖怪らしきものを見ました。
あれは、2007年11月11日17時30分頃だったと思います。
某S県O市からK町に続く道路を、K町方面へと車で向かっていました。
時速は、40~50キロで走っていました。
道路は、左側が山で見通しが悪く、左にカーブしているのです、左カーブを曲がりながら進むと、こちらに向かって来る奇妙なモノが近づいてきたのです。
それは、車輪も含めてすべて木でできたような台車のようなものでした。(車輪の木目もハッキリと見えました)
台車に乗っているのは、体が灰茶褐色をした老人のようでした。
老人は、上半身裸がとても痩せていて、色は灰色がかった茶色。
肋骨(ろっこつ)が何本も浮き出て見えました。
顔は、逆三角形で異様に長いのです。
目は、大きくて黒く、奥に引っ込んでいました。
その台車のような車は、時速4キロ程のゆっくりとしたスピードで、左の路肩をこちらに向かってきました。
(不思議ななのは、ハンドルらしきものがないのに自走しているのです。乳母車のようなうしろの手押しは、ついてません。)左カーブを曲がってすぐ直線だったので、
「危ない!」
と、右側の車線に大きく避けました。
後続車も、私と同じように右側に大きく避けていました。
私が見たそれは、なにかの妖怪だったのでしょうか?
詳しくは、わかりません。
それ以降、30回以上同じ道を通りましたが、2度とそれを見ることはありませんでした。
でも、これには後日談があります。
友人に、この話をしたところ、その友人の知り合いという人が、ちょうど1週間後の夕方に、同市内で同じモノを見たというのです。
顔が逆三角形、木の車に乗っている老人、時速4キロくらいで走っていたと、同じことを言っていたのです。