日常的な恐怖 無言電話
大学生の頃のこと。
当時、私は独り暮らしをしていました。
ある日、自宅の電話が鳴りました。
出てみると、相手側からは少し物音が聞こえるくらいで無言です。
イタズラだと思って切ってしまいました。
すると、10秒もしないうちにまた電話がかかってきます。
出てみると、またもや無言。
切ると、またすぐに電話が鳴りました。
このころ、就職活動中でしたので、電話に出ないわけにもいかず・・・
出てみる→やはり無言電話→すぐ切る
これを、永遠に3時間ほど繰り返したでしょうか?
突然、相手側が一言、喋ったのです。
「好きです・・・・」
この瞬間・・・今まで蓄積されていた怒りが、突然恐怖へと変わりました・・・・・