怖い話 命を奪う謎の女
ある雨の日の夜のこと。
母親は、夕食の用意をしながら夫と娘の帰りを待っていた。
娘は小学生で、今ピアノ教室に行っているのだ。
・・・娘が帰ってきたようだ。
玄関まで出迎えに行ってみると、娘の背中に、女が憑いていた。
娘は、泣きながら寒さをうったえている。
母親は、必死になって憑いている女を引き剥がそうと試みるが全く歯が立たない。
とにかく、寒がる娘を温めようとストーブの前に連れて行った。
するとどうだろう。
暖めると女が苦しがるのだ。
暖めれば暖めるほど、女の顔は歪んでいき、最後にはつんざくような悲鳴と共に女の姿は消えて行った。
ただし・・・
同時に、娘も絶命したのだ。
目の前で娘が息絶えたのだ。
母親は、パニック状態だった。
そこへちょうど、夫が帰宅したのだが、夫に目をやると、先ほど消えた女が今度は・・・夫に憑いていたのだ。。。。