タクシーの怖い話 何もしゃべらない運転手
謎のタクシー運転手・・・
Ｆさんという女性（29歳）が、ある日の深夜仕事帰りに、タクシーをひろった。
Ｆさんは、タクシーに乗り込んだ。
だが、運転手は何も言わない。
じっと黙って、Ｆさんの顔を見つめているのだ。
少しだけ不気味に感じるも、仕事で疲れていたということもありそれほど気にせずに、目的地である自宅の住所を告げた。
しばらくすると、無事にタクシーは自宅に到着。
なにか、気持ちの悪いものを感じていたFさんは、料金を払うとおつりをもらわずに、車を後にした。
結局、運転手は最後まで一言もしゃべらなかった。
家に帰り着いたFさんは、お風呂に入り、そのまま眠った。
次の日の、朝になり自分の携帯電話が見当たらないことに気が付いた。
普段から忘れ物が多いFさんは、タクシーに乗るときは会社名と運転手の名前は覚えることにしていた。
そのタクシー会社は、普段から利用しているので、家の電話から問い合わせてみることに。
乗車した日時と、場所や運転手の名前、携帯電話を忘れたことを伝えた。
するとおかしなことに、
「そのような乗務員は、うちの会社には在籍しておりません。」
と言われてしまう。
記憶違いだろうか、仕方がないので「もしなにか分かったら連絡下さい」と伝えると電話を切る。
すると、10分も立たないうちにさっきのタクシー会社から電話があった。
出てみて驚いた。
なんと、昨日のタクシー運転手は、１年前の同日同時刻、Ｆさんを乗せたちょうどあの場所で、事故死していたというのだ。
勤務中の事故だったのだ・・・・