本当にあったかまいたちの夜 ゲームの具現化
もうずいぶん前のこと。
当時一人暮らしを始めた頃だった。
「かまいたちの夜」というホラーゲームが流行ってい、深夜に部屋で独りでプレイしていたときのこと。
ゲーム中の犯人が、ペンションを訪れるというシーンに差し掛かったときだった。
ゲームではなく、リアルで自宅のインターホンが鳴ったのだ。
正直、背筋が凍りつく。
時刻は、午前2時半を過ぎている。
人が訪ねてくるような時間帯ではない。
恐る恐る、玄関の覗きスコープを確認してみて、腰を抜かしてしまう。
なんと、うちの玄関の外には全身黒ずくめの男が立っていたのだ。
「かまいたちの夜」をプレイしたことある方は知っていかもしれないが、このストーリーの中の犯人は全身黒ずくめの姿なのだ。
ゲーム中では、主人公はその後に殺される。
当然だけど、応答はしなかった。
もしも、このときに扉を開けていたら、どうなってしまっていたのだろうか。
ちなみに、その黒ずくめの男は、10分ほどすると忽然と姿を消したのだった。