都市伝説系の奇談 鬼の顔の未熟児

都市伝説系の奇談 鬼の顔の未熟児

数十年前のこと。

ある若い女性が妊娠した。

その女性は、病院へは行かずに自宅で出産してしまった。

産むつもりはなかったのに、生まれてしまったわけだ。

赤ん坊は、生まれたばかりなのに異常なほどに髪が長く、 首にくるくると巻きついていた。

また、体が正常に育っておらずに、超未熟児状態と言ってよいほどだった。

女性は、我が子のことを、気味悪がり、気でもおかしかったのだろうか。

その子を、川へ投げ捨ててしまった。

・・・・・・とある学校のトイレ。

そのトイレは、最近よく髪の毛が詰まるということがよく起きた。

用務員の男性が、そのトイレの詰まりを直そうしたのは、夜のことだった。

その日は、当直だったのだ。

静かな校内。

誰もいないトイレ。

ここでの作業は少し不気味だ。

用務員の男性が髪の毛の詰まりと格闘していると、どこからともなく赤ちゃんの泣き声が聞こえてきた。

「オギャーー・・・・・オギャーー・・・・・」

学校に赤ちゃんがいるわけない。

用務員は周りをキョロキョロと見渡す。

当たり前のことだが、誰もいるわけがない。

一応、念のため廊下も確認してみた。

やはり、誰もいない。

でも、声はまだ聞こえる。

「近所に住んでいる赤ちゃんの声か・・・?」

用務員が作業に戻るためにトイレの扉を開けると、

「ここだよ・・・・」

個室の便器の中から、ものすごい形相の髪の長い女がヌっと顔を出してきた。

長い髪の間から覗いている顔は、鬼のような顔・・・だが、体だけは赤ん坊にしても小さいくらいだった。

鬼のような大人の顔に、未熟児の体・・・

そんな女が、用務員のことをじっと睨んでいたのだ。

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